毒親育ちの思考の癖」とは?挑戦できない理由を紐解く

私の母は、「世界は自分を中心に回っている」と本気で信じている人だった。
家族全員が、彼女の顔色を伺いながら、なるべく機嫌を損ねないように毎日を過ごしていた。


私たち姉妹は、まるで彼女の「奴隷」のように扱われてきた。
幼い頃から家事を任され、掃除が行き届いていなければ怒鳴られ、ご飯が炊けていなければ責められ、アイロンを忘れれば罵倒される…。
正直、何をしても怒られていた記憶しかない。それは昭和の考えで女子は家事を完璧にこなすべき、の考えのもと母親が私たちに強いていた慣習であったのかもしれない・・・。

その影響か、私たちは「失敗=怒られる」と深く刷り込まれて育ってきた。
失敗するくらいなら、やらない方がマシ。
挑戦する前に、自分を守るために逃げる。
そんな生き方が当たり前になっていた。

大人になって、いろんな人と関わる中でようやく気づいた。
私たちは、人よりも“初動”がとても遅い。
石橋を三回たたいても渡れない。
何かを始める前に、「やらない理由」を考えるのは得意なのに、行動には踏み出せない。

このままじゃ、自分の人生なのに、自分の人生から逃げてしまう。
そんな危機感を感じたとき、私はようやく「過去」と向き合おうと思った。

人間関係でも誰とも深く関わらず、孤独を選び続けていた日々。
でももう、そんな人生を終わりにしたい。
私は、心の中にまだ残る“あの頃の痛み”と向き合い、過去を癒す決意をした。


最後に:この記事を読む方へ

もしあなたが、「失敗が怖い」「挑戦できない」「人との関わりを避けてしまう」そんな生きづらさを感じているなら——
それは、あなたのせいじゃありません。
子どもの頃に身につけた“防衛反応”が、今もあなたを守ろうとしているだけです。

一緒に少しずつ、自分のペースで、「本当の自分」を取り戻していきませんか?

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