境界線があいまいな人が陥りやすい罠

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毒親育ちの人はもちろん、境界線の引き方がわからずに人間関係で悩んでいる人は少なくありません。「なぜいつも自分を隠して生きてるのか?」「なぜ相手の期待に応えすぎてしまうのか?」と感じることはありませんか?本記事では、境界線があいまいなことで起こりやすい6つの問題点と、その背景についてわかりやすく解説し、具体的な解決策も紹介していきます。是非、参考にして下さいね。

あなたは、こんな悩みはありませんか?

A君
A君
  • いつも上司の意見を伺い、自分で物事を決める事が出来ない
  • 失敗が怖くて、常に自分を追い込んでしまい、燃え尽きる
B子さん
B子さん
  • 自分の意見や好みを貫くと彼氏に嫌われる気がしてしまう
  • 怒りや嫉妬などの感情をちゃんと伝えられず、すぐに彼氏や友達と距離を置いてしまう
かおり
かおり

それは、境界線あいまい病ですね。境界線をしっかり意識して生きる事は、良好な人間関係を構築する事においてとても重要なんです。

1. 過度な依存や他人軸

問題: いつも誰かの意見を優先してしまい、自分で決めるのが怖い。もしくは誰かに決めてもらう事の方が楽である。

理由: 幼少期に親からの過干渉やコントロールを受けてきた人は、自立する機会を奪われがちです。そのため、成長してからも他人に依存しやすくなります。「相手がいないと不安」「自分の選択すべき決断を他人に委ねてしまう」と感じる場合は、境界線があいまいになっている可能性があります。

解決策:

  • 小さなことから「自分で決める」練習をする(今日のランチや飲み物を周囲に流されずに、自分で選ぶなど)

2. 自己主張が苦手になる

問題: 自分の意見や欲求を言うと嫌われる気がしてしまう

理由: 子どもの頃から自分の意見を否定され続けた経験があると、「意見を言う=否定される」と無意識に思い込んでしまいます。その結果、大人になっても自分の気持ちや考えを伝えることが怖くなり、意見を飲み込んでしまう傾向があります。

解決策:

  • まずは肯定的な場面で意見を言う練習をする(「私は○○が好きなんだ」など)

3. 人間不信になりやすい

問題: 人と深く関わることが怖く、常に警戒してしまう

理由: 「信じていたのに裏切られた」「親の顔色を伺ってばかりいた」といった経験があると、他人を信用するのが怖くなります。そのため、親密な関係を築くことに対して無意識のうちにブレーキをかけ、孤立しやすくなることがあります。

解決策:

  • 「この人なら大丈夫かも」と思う相手と少しずつ関わる

4. 完璧主義に陥る

問題: 失敗が怖くて、常に自分を追い込んでしまう

理由: 「もっと頑張らないと認められない」「失敗したらダメな人間だ」といった考えが強い場合、完璧主義に陥りやすくなります。これは、過去に厳しい評価を受け続けた経験や、親から「できて当たり前」と期待されていたことが影響していることが多いです。完璧を求めるあまり、人間関係でも自分にも相手にも厳しくなり、ストレスを抱えやすくなります。

解決策:

  • 「70%の完成度でOK」と自分に対して優しさをもつ事を意識する

5. 他人との境界線を引くのが難しい

問題: 他人の期待に応えすぎてしまい、疲れてしまう

理由: 「他人の期待に応えなければ」「嫌われたくない」という気持ちが強いと、つい相手の要求を受け入れてしまいがちです。これは、幼少期に親の気分や要求に振り回されていた経験が関係していることが多く、適切な境界線を学ぶ機会がなかったために起こります。その結果、人間関係で疲れやすくなったり、自分を犠牲にしてしまうことがあります。

解決策:

  • まずは「ちょっと考えます」と言ってすぐに返事をしない
  • 「断る=悪いことではない」と認識を変える

6. 感情を表現するのが苦手になる

問題: うまく感情を伝えられず、人と距離ができてしまう

理由: 「男の子は泣かない」「そんなことで怒るなんておかしい」と感情を否定され続けると、自分の感情を素直に表現することが難しくなり、挙句は感情が麻痺してしまいます。そのため、大人になっても感情に繋がりにくく、誤解を生んだり、心の距離が生まれてしまうことがあります。

解決策:

  • 「今、私は○○と感じている」と自分の気持ちを言葉にする習慣をつける

まとめ

境界線があいまいなままだと、人間関係でのストレスが増え、自己肯定感が低下しやすくなります。しかし、境界線を意識的に学び、少しずつ実践していくことで、健全な人間関係を築くことが可能です。

まずはここから!

  • 「ノー」と言う練習をする(小さなことから断る習慣をつける)
  • 自分の気持ちを言葉にして、認識する(ノートに書く、友人に話すなど)
  • 信頼できる人と相談する(カウンセリングやコミュニティを活用)
かおり
かおり

心理療法やセッションなどのご希望は是非、お問い合わせください。境界線をしっかり設定して、ありのままの自分を表現しながら生きる喜びを一緒に学んでいきましょう。少しずつでもいいので、自分の境界線を見直し、より心地よい人間関係を築いていきましょう!

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